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沢田 欣也(さわだ きんや)

作家略歴

  • 1956年 石川県に生まれる
  • 1998年 京都市「山本文二漆科学助成事業」で研究奨励賞
  • (有)沢幸漆店代表
  • 岐阜県立森林文化アカデミー非常勤講師

横 顔(ご本人の言葉)

新しい物を見て回るのも好きなのだが、古道具屋等を見つけると、どうも血が騒ぐというか、ついつい足を運んでしまう。二十歳の頃からか、こんな風にフラリと骨董市や店に出かけたりを続けて、豆皿、そば猪口から照明、今では古い家までが興味の対象となり、あの家が壊されるという話など聞くと、居ても立ってもいられない。無残に壊された現場を見て、呆然と立っていたりする。 原料(ウルシの木から採取した漆)を精製し、用途に合わせた漆を作る。これが家業の精漆業である。十年前、ただ漆のことを知ってもらいたいということで、緊張しながら人前で話をした。それがワークショップやセミナーという形で今も続いている。 漆の持つ美しさは当然ながら、装飾性より自然から与えられた漆の持つ力のようなものを環境や機能性(抗菌性、接着性、他)を考えた使い方を提案していきたいと思っている。今は漆に限らず、共に息づいてきたもの、これからも、そうできるはずのものが消えてしまうことが残念で仕方がない。 今日もまた、出張先で、豆皿を一つ、そして古い空家を一軒見つけ(住むわけでもないのに)興奮気味に帰ってきた。

(松本クラフト推進協会2002発行 MANO7 より抜粋させて頂きました。)

沢田 欣也

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