ぬりもの(漆器)とは…
ぬりもの(漆器)は、木製の器を長持ちさせるために防水効果のある漆を塗ったものです。
陶器と較べると、軽さと保温機能、すなわち、温かいものを温かいままに、冷たいものを冷たいままに保てるところに特徴があります。
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新着情報
お取扱商品(作家)
当店では、厳選させて頂いた3人の作家(佐藤達夫、野村俊彰、高田晴之)を中心に、現代の居住空間にマッチするぬりものを提案してまいります。
- 1958年 福島県喜多方市生まれ
- 1988年以降 日本伝統漆芸展入選 以降7回入選
- その他受賞多数
- 佐藤 達夫の作品一覧-公益社団法人日本工芸会 (nihonkogeikai.or.jp)
佐藤達夫さんは漆作家の3代目です。販売もされているお宅には、仕入れて乾燥させている木材が沢山置かれており、通常少なくとも3人の専門家(木地師、塗師、蒔絵などの加飾)が行う工程のすべてをおひとりでなさっています。
精緻な形状、精緻な蒔絵のものから、武骨な感じさえする粗削りな形状のものまで、ぬりものの可能性を追求なさっています。
こんなエピソードもあります。当店で某相撲部屋の親方に佐藤さんの「石目塗ぐい吞」をプレゼントしたところ大変気に入ってくださり、その相撲部屋の横綱の引退パーティーの引き出物の候補にして頂いたこともあります。
佐藤達夫作のおすすめ商品
佐藤達夫作の商品
1950年生まれ
武蔵野美術大卒後、石川県山中町にて木地師 佐竹常良に師事。漆工を呉藤大三に習い1981年より、ろくろ挽きによる漆器作り。「今日の食卓の塗物」を目指しています。
野村俊彰さんの作品との衝撃的な出会いは今も脳裏に焼き付いています。あれは、2000年ちょうどくらいだったと思います。東京都内の漆器販売店に並べられていた「やわらか椀」を見て衝撃を受けました。こんなに自由な風合いの漆器があるのか?と。
当店で扱わせてもらって以来、この商品はテーブルコーディネート分野のコーディネーターさんにも愛され、様々の雑誌に取り上げられてきました。野村さんの作品の魅力はなんとも言えない「温かみ」だと言えます。その秘密は形状や塗り手法にあるのですが、それは野村さんにしかできないものです。
野村俊彰作のおすすめ商品
野村俊彰作の商品
1968年 広島県三次市生まれ
武蔵野美術大学工芸デザイン卒業後、石川県立輪島漆芸技術研修所で漆器制作を学ぶ。その後、椀木地職人に弟子入り。4年の修行を終え独立。漆芸作家の木地を手掛ける傍ら、自作の漆器も制作。
高田晴之さんの作品はどれもこれも、目を見張るほどの形状の素敵さ、そして、塗りの美しさ(正確さ)に満ちています。
基本的に木地師さんのはずなのに、塗りの丁寧さには驚きを隠せません。赤木明登さんをはじめとした漆芸作家の木地づくりに忙しい合間を縫って、ご自分の作品を作っていらっしゃいますが、どれもこれも考え抜かれた完成度の高いものばかりです。
職人さんと言ったら自分の腕を見せるために凝りすぎて高価なものを作ってしまいがちというイメージがあるかもしれませんが、高田さんは形状、塗りは勿論、コストも常に考えていて、too muchにはならない無駄のないシャープさを感じます。