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漆器の購入から保管まで

「漆器の良さは軽くて丈夫」これは、新潮社"ほんものの漆器 買い方と使い方" の文中の言葉です。

「漆器」「塗りもの」呼び方は様々ですが、主に木を素地として漆を塗ることに よって防水加工を施した「器」は、使ってみるとその軽さが魅力となり、汁椀の ほかにも、飯椀、サラダボールなど、自然と食器に占める漆器の割合が多くなっ てきます。

ここでは、購入の際のチェックポイントから保管までの注意点をシンプルにご紹 介いたします。

ご購入の際の注意点

・節(ふし) 漆を塗る際の天敵は空気中に浮遊するチリです。 極力取り除きますが、多少ポッチっとした出っ張りが残ることがあり ます。これは数回使えばすぐに摩滅し取れますので、気にしないでご 購入願います。これを100%無くすのは至難の技なのです。これが あることが、手塗りの証拠でもあります。

・痩せる 購入する際には殆どわからないのですが、良い材料 を使用していない、あるいは、乾燥に十分な時間をかけていない漆器 は漆が痩せると言って、染みができるように変色したり、漆が剥がれや すくなります。漆器の値段はどんなに売れている作家のものであっても 、材料費の3〜6倍程度です。作家の腕による付加価値よりも材料費=コ ストが販売価格を決めてしまう割合が高いということです。お椀の場合 、ホンモノというレベルの最低の材料費(木地+漆)が¥2,000程なので 、定価で¥7,000以下のお椀なら劣化が早くても仕方がないかもしれま せん。

・製造年月日 塗りあがりから3ケ月経過すると漆が完全に乾 きますが、その前に使用すると劣化を早めます。そのため、製造年月日 が表示されていればそれをご確認ください。また、漆器は塗った直後は 少しくすんだような色をしていますが1年ほどで漆本来の艶が出て参り ます。

いずれにしても、漆器は見た目にはその良し 悪しが極めてわかり難い商品です。 何卒、「ぬりもの屋japan」をご信用ねがいます。

使用にあたって

・保温効果 木製本漆の漆器は熱伝導率が低いので、熱いものは熱いままに、冷たいものは冷たいままに保ちます(漆器のワインクーラーやビアマグカップは水滴がほとんどつきません。)

・漆は酸にもアルカリにも強い非常に優れた塗料 です。しょうゆや酢の物、何でも大丈夫です。

・漆の臭いが気になる時は、1%ほどのぬるま湯 の酢水をガーゼに含ませ数回拭いてください。

・熱湯を急に注ぐと色落ちすることがあります。

・揚げ物などはできれば和紙を敷いて盛ってくだ さい。

・できれば一緒に使うスプーン、フォークは木製 のものを使うと傷つくことも少なくてすみます。 漆が何層にも塗られているので傷は使ううちに目立たなくなりますが。

洗う時の注意点

・食事の後ですが、例えば汁椀は陶器類の上に重ねる習慣をつけるとよいでしょう。ざらざらした陶器を上に重ねると傷の原因になります。

・20分以上洗桶に浸けておくのは避けてください。実際は一晩つけておいても急に壊れるようなことはありませんが、それが続くと30年も つところが、20年くらいになってしまうので、日頃から気をつけたほうが良いでしょう。

・中性洗剤(できれば薄めて使用)は使って頂いて構いません。水でもお湯でも構いません。研磨剤は使用不可。

・水(お湯)で濯いだらすぐに柔らかいフキンで拭いて、しまってください。水滴の跡がつかないようにするためです。

・尚、漆器専用のフキンが市販されています。たいていの汚れはこれで取れます。高価な漆器、汚れが目立ってきた漆器にはこれを使うとよいでしょう。

・漆器の食器乾燥機、電子レンジでのご使用はおやめください。

しまい方

・お椀などはティッシュペーパーを挟んで 重ねておくと剥げないまま長持ちします (多少剥げても問題なく使えますが)。 

・使用頻度の少ないものは箱に入れて乾燥 と直射日光を避けた場所に収納してくださ い。できれば年に1度以上は使用して水分 を補ってやってください。重箱も是非普段 使いにご使用下さい。 

・漆器は言われている程扱いが面倒ではあ りませんが、頻繁に使って、よく可愛がる (丁寧に拭くとか、保管する)ことによっ て艶をまします。植物を育てるような愛情 を注いでいただければ何十倍もの価値のあ るものとなるはずです。