謹賀新年 本年も引続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。 公開済み: 2023年12月31日更新: 2023年12月31日作成者: ぬりもの屋 店主カテゴリー: ブログ 野村俊彰さん 洗朱6寸皿 https://store.shopping.yahoo.co.jp/nurimonoyajapan/n-35.html?sc_i=shp_pc_search_itemlist_shsrg_img 高田晴之さん いちょうプレート https://store.shopping.yahoo.co.jp/nurimonoyajapan/t-10.html?sc_i=shp_pc_search_itemlist_shsrg_img 関連記事 第40回日本伝統漆芸展 今回、店主の地元である会津若松市で開催されました。 最終日の本日2023年4月23日は人間国宝の室瀬和美さんの紹介ビデオとご本人の講演があり、漆器の奥深さを改めて知ることができました。 室瀬さんは、岩手県浄法寺に工房を構え、なんと漆掻きもなさることを知り、驚愕しました。また、美術品の修復作業に関わることもあって、先人たちが使用した金粉が現在より粒子が荒くて、それによって豊かな表現が生まれていることを知り、ご自分でも粒子の荒い金粉を作られるそうです。 更に、漆が1万年前から土器に塗られていて、それが今も残っていること。ご友人でもあるスキーヤーの三浦雄一郎氏が80歳でエベレスト踏破に挑む際、食べ物の保存方法について相談され、熱伝導率が低く、外気の気温に左右されない漆器の特徴を説明し、それを持参してもらい、エベレスト踏破に一役買ったと大変感謝された逸話などを披露されました。 日本に持ち帰ったその漆器は、ザラザラした雪で洗ったりしたので表面は少し傷ついてはいたがそれ以外の損傷がなかったそうです。 室瀬さんの飾らないお人柄と、説得力のあるお話に引き込まれました。 漆芸作家・重要無形文化財保持者の […] 公開済み: 2023年4月23日更新: 2023年4月23日作成者: ぬりもの屋 店主カテゴリー: ブログ, 佐藤達夫 作 高田晴之作 いちょう サラダボウル いちょうの木でつくられた器です。 高田さんの器はそのほとんどの小口(高台)の部分が胴体と滑らかに繋がっており、洗いやすく、汚れがつきにくくなっています。 重さ なんと 10gです。 お値段 なんと 8000円(税込み)。 公開済み: 2022年6月4日更新: 2022年6月4日作成者: ぬりもの屋 店主カテゴリー: ブログ 漆の木 について 樹皮に深い傷をつけると、真っ白な樹液がじわっとうきでてきます。 成長過程では、下草が生えないように大切に育てられます。 掻きとられた漆を「生漆(きうるし)」と言います。 主成分はウルシオールと言い、ゴム質,含窒素物(唐蛋白)、および水分で構成されています。この水分が少ない漆が良質のものとされます。一般にベトナムなどの東南アジアの漆より日本産のほうが水分が少なく良質とされています。 この生漆は、空気に触れると、ゴム質中に含有されるラッカーゼと呼ばれる成分との酸化反応により参加し、茶褐色になります。 その後いろいろな過程を経て、透明になっていくのですが、全くの透明ではなく飴色(茶褐色)が残ります。白木をそのままの色でコーティングできるといいなとわたくし、店主は思っています。 (参考文献:」うるし光沢の美 小磯稔著 新潟日報事業社 公開済み: 2022年2月6日更新: 2022年2月6日作成者: ぬりもの屋 店主カテゴリー: ブログ
第40回日本伝統漆芸展 今回、店主の地元である会津若松市で開催されました。 最終日の本日2023年4月23日は人間国宝の室瀬和美さんの紹介ビデオとご本人の講演があり、漆器の奥深さを改めて知ることができました。 室瀬さんは、岩手県浄法寺に工房を構え、なんと漆掻きもなさることを知り、驚愕しました。また、美術品の修復作業に関わることもあって、先人たちが使用した金粉が現在より粒子が荒くて、それによって豊かな表現が生まれていることを知り、ご自分でも粒子の荒い金粉を作られるそうです。 更に、漆が1万年前から土器に塗られていて、それが今も残っていること。ご友人でもあるスキーヤーの三浦雄一郎氏が80歳でエベレスト踏破に挑む際、食べ物の保存方法について相談され、熱伝導率が低く、外気の気温に左右されない漆器の特徴を説明し、それを持参してもらい、エベレスト踏破に一役買ったと大変感謝された逸話などを披露されました。 日本に持ち帰ったその漆器は、ザラザラした雪で洗ったりしたので表面は少し傷ついてはいたがそれ以外の損傷がなかったそうです。 室瀬さんの飾らないお人柄と、説得力のあるお話に引き込まれました。 漆芸作家・重要無形文化財保持者の […] 公開済み: 2023年4月23日更新: 2023年4月23日作成者: ぬりもの屋 店主カテゴリー: ブログ, 佐藤達夫 作
高田晴之作 いちょう サラダボウル いちょうの木でつくられた器です。 高田さんの器はそのほとんどの小口(高台)の部分が胴体と滑らかに繋がっており、洗いやすく、汚れがつきにくくなっています。 重さ なんと 10gです。 お値段 なんと 8000円(税込み)。 公開済み: 2022年6月4日更新: 2022年6月4日作成者: ぬりもの屋 店主カテゴリー: ブログ
漆の木 について 樹皮に深い傷をつけると、真っ白な樹液がじわっとうきでてきます。 成長過程では、下草が生えないように大切に育てられます。 掻きとられた漆を「生漆(きうるし)」と言います。 主成分はウルシオールと言い、ゴム質,含窒素物(唐蛋白)、および水分で構成されています。この水分が少ない漆が良質のものとされます。一般にベトナムなどの東南アジアの漆より日本産のほうが水分が少なく良質とされています。 この生漆は、空気に触れると、ゴム質中に含有されるラッカーゼと呼ばれる成分との酸化反応により参加し、茶褐色になります。 その後いろいろな過程を経て、透明になっていくのですが、全くの透明ではなく飴色(茶褐色)が残ります。白木をそのままの色でコーティングできるといいなとわたくし、店主は思っています。 (参考文献:」うるし光沢の美 小磯稔著 新潟日報事業社 公開済み: 2022年2月6日更新: 2022年2月6日作成者: ぬりもの屋 店主カテゴリー: ブログ