佐藤達夫さんの工房を内科医山中克郎先生と訪問しました

2023年12月9日。 多数の蒔絵の賞を獲得している今や重鎮となった佐藤達夫さんの工房を、こちらも既に高名な内科医の山中克郎先生と共に訪れました。 輪島などで修業された息子さん(ゆくゆくはお父さん(達夫さん)を凌ぐ勢い)も帰ってこられ、ますます商品に厚みが増しそうです。 佐藤さんの奥様がお茶をたててくださいました。 慌ただしくて片付いていないけど、とおっしゃりながら作業スペースを見せて頂きました。 今ではなかなか手に入らない高密度な水銀朱(朱色を出すのに使用)。密度が高いので簡単には吹き飛ばない。 ぬりものを固化させるための漆風呂。昔の風呂は湯舟につかるのではなく、蒸気(サウナみたいな感じ?)のものを風呂と呼んでいたので、この名前がついたそうです。 作業の段階によって別にできるよう複数の風呂があるので、その風呂の前で作業ができるようにするための、移動式の作業台の説明をする佐藤達夫さん。 その道を究めた人同士深く共感するものがあったようで素敵な時間となりました。 (参考ページ) 佐藤 達夫の作品一覧-公益社団法人日本工芸会 (nihonkogeikai.or.jp) 山中克郎 AI時代の […]

高田晴之作 いちょうプレート と いちょうサラダボウル

いちょうプレート         いちょうサラダボウル   いちょうプレート :T-10:ぬりもの屋japan – 通販 – Yahoo!ショッピング いちょう サラダボウル :T-16:ぬりもの屋japan – 通販 – Yahoo!ショッピング

第40回日本伝統漆芸展

今回、店主の地元である会津若松市で開催されました。 最終日の本日2023年4月23日は人間国宝の室瀬和美さんの紹介ビデオとご本人の講演があり、漆器の奥深さを改めて知ることができました。 室瀬さんは、岩手県浄法寺に工房を構え、なんと漆掻きもなさることを知り、驚愕しました。また、美術品の修復作業に関わることもあって、先人たちが使用した金粉が現在より粒子が荒くて、それによって豊かな表現が生まれていることを知り、ご自分でも粒子の荒い金粉を作られるそうです。 更に、漆が1万年前から土器に塗られていて、それが今も残っていること。ご友人でもあるスキーヤーの三浦雄一郎氏が80歳でエベレスト踏破に挑む際、食べ物の保存方法について相談され、熱伝導率が低く、外気の気温に左右されない漆器の特徴を説明し、それを持参してもらい、エベレスト踏破に一役買ったと大変感謝された逸話などを披露されました。 日本に持ち帰ったその漆器は、ザラザラした雪で洗ったりしたので表面は少し傷ついてはいたがそれ以外の損傷がなかったそうです。 室瀬さんの飾らないお人柄と、説得力のあるお話に引き込まれました。 漆芸作家・重要無形文化財保持者の […]

高田 晴之作 いちょう サラダボウル(T-16)

塗り手法:拭き漆 サイズ(mm): 190(径)x44(高さ) 銀杏材の特長を最大限に生かした、拭漆の盛器です。 シンプルで使いやすく、幅広い料理にあうよう、イメージして制作しました。 煮物、炒め物、サラダに、和・洋・中、何でもお試しください。

高田 晴之作 いちょう根来煮物椀 黒 (T-15-2)

塗り手法:拭漆(木の風合い)のものと、漆塗り(うるしの艶)のものとの、ちょうど中間といったところでしょうか。 サイズ(mm): 140(径)x72(高さ) 高台も大きすぎず持ちやすく、しかしながら安定感のある大きさを考慮しました。 大椀の割に軽いので、煮物の重さを直に感じることが出来る、不思議なお椀です。 色違いの朱と並べてみました。

高田 晴之作 いちょう根来煮物椀 朱 (T-15-1)

塗り手法:拭漆(木の風合い)のものと、漆塗り(うるしの艶)のものとの、ちょうど中間といったところでしょうか。 サイズ(mm): 140(径)x72(高さ) 手を添えると包み込むように、手になじむふっくらとしたフォルムにしました。上縁は吸い口良くシャープですが、胴回りはある程度厚めにし、強度を保っています。胴から高台にかけては、すっと手が入り込む角度と曲面を意識しています。高台も大きすぎず持ちやすく、しかしながら安定感のある大きさを考慮しました。大椀の割に軽いので、煮物の重さを直に感じることが出来る、不思議なお椀です。 色違いの黒塗りと並べてみました。

高田 晴之作 いちょう根来ひら皿 朱(T-14)

素材: いちょう、本漆 塗り手法:木拭漆(木の風合い)のものと、漆塗り(うるしの艶)のものとの、ちょうど中間といったところでしょうか。 サイズ(mm): 300(径)x18(高さ) イチョウの木目やロクロの挽目を残しつつ、耐久性も増しているので、気軽にお使いいただけます。しかも、イチョウ材は軽いので、大皿ですが重くなく、持ち運びに安心です。

高田 晴之作 高田流 めし椀(T-13)

素材: けやき、本漆 塗り手法:塗りは根来風の溜塗で、根来小椀や根来鉢と同様ですが、 上塗に透漆を2回塗っているので、いくぶん落ち着いた風合いです。 サイズ(mm): 124(径)x74(高さ) 年月と共に透けて、朱色にケヤキの木目が感じられることでしょう。サイズは気持ち広く深めです。お茶漬けにもどうぞ。