高田 晴之作 いちょう根来煮物椀 朱 (T-15-1)

塗り手法:拭漆(木の風合い)のものと、漆塗り(うるしの艶)のものとの、ちょうど中間といったところでしょうか。

サイズ(mm): 140(径)x72(高さ)

手を添えると包み込むように、手になじむふっくらとしたフォルムにしました。上縁は吸い口良くシャープですが、胴回りはある程度厚めにし、強度を保っています。胴から高台にかけては、すっと手が入り込む角度と曲面を意識しています。高台も大きすぎず持ちやすく、しかしながら安定感のある大きさを考慮しました。大椀の割に軽いので、煮物の重さを直に感じることが出来る、不思議なお椀です。

色違いの黒塗りと並べてみました。