敬老の日の贈り物に

野村俊彰さん作 やわらか椀(画像は 黒塗のものです) 4寸やわらか椀 内朱溜塗り外朱塗 – ぬりもの屋 japan (nurimonoya.com) 漆器の良さは、軽いこと、丈夫なことに尽きます。若い時は気が付かないのですが年を取ってみるとお椀を持って食べるという行為は意外に体力が要ります。敬老の日の贈り物に当店の漆器をご検討ください。

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漆の抗菌作用に関する記事(福井新聞)

「漆に「新型コロナウイルスを減少させる効果」 24時間で99%以上が減少 福井県の漆店が確認」   という記事がございましたので掲載いたします。 特に、夏期はお弁当箱を漆器のものにすることをお薦めします。 当店、高田晴之さんの弁当箱(小さめですが二段なので見た目より詰められる量が多いです。)はいかがでしょうか。   漆に「新型コロナウイルスを減少させる効果」 24時間で99%以上が減少 福井県の漆店が確認 | 社会,医療,経済 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE (fukuishimbun.co.jp)

長井均 作 めし椀 特別販売 (販売終了)

(この商品は販売終了致しました。2022年6月18日) Yahoo shoppingでは販売していない商品をご紹介させていただきます。 輪島市の長井均さんの作品です。 径120㎝ 、高さ70㎝ (素材 けやき、珪藻土、漆) 残念ながら現在作家活動を休止されていますので貴重な在庫でございます。定価は1万1千円でしたが、今回は1個8000円(+送料1000円(全国共通))で販売させていただきます。現在在庫が3個ございます。3個まとめてご購入の場合は、合計20000円(送料無料)で販売させていただきます。 ご注文、及び、お問合せは f.nishida.01@gmail.com までお寄せください。 (お支払方法は、銀行振り込み、または、代金引換(クレジットカード可)) 売り切れの際はご容赦のほどよろしくお願いいたします。

高田晴之作 いちょう サラダボウル

いちょうの木でつくられた器です。 高田さんの器はそのほとんどの小口(高台)の部分が胴体と滑らかに繋がっており、洗いやすく、汚れがつきにくくなっています。 重さ なんと 10gです。 お値段 なんと 8000円(税込み)。

野村 俊彰作 千駄ヶ谷欅椀 4寸

素材: 欅、本漆 塗り手法: 溜塗り サイズ(mm): 120(W) x 70(H)  容量:380cc ぬりものの木地で丈夫でしかも木目がきれいといえば、 やはり「欅(けやき)」が一番です。東京の千駄ヶ谷にあった立派な欅で作られました。 千駄ヶ谷欅椀 左から 5寸2分、4寸、3寸8分

野村俊彰さんの仕事風景

5年前に仕事場にお邪魔した際の写真です。 用途におおじてカンナを使い分けます   カンナをかける回転を逆にすることができ、それぞて内側と外側に向いています。 仕掛品と呼ばれる状態 カンナをかけるろくろ 椀のサイズの型 高台(小口)を削っているところ 1   高台(小口)を削っているところ 2漆風呂(湿度により漆が固化する) 漆風呂の時間管理   鍛冶仕事 塗り用のろくろ 千駄ヶ谷で伐採された木材  色漆 刷毛  

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採取した漆が塗料になるまで

山で採取した漆そのままは、「荒味(あらみ」と呼ばれる。 この荒味のゴミを取って濾過したものを「生漆(きうるし)」と言う。 生漆は乳白色の油状の液である。 この生漆の水分を抜けば飴色の半透明な油状態になる。この水分を抜く作業を「クロメル」といいます。クロメル(水分を抜くこと)には、太陽熱か炭火で漆の水分を蒸発させながらゆっくりと攪拌していくと次第に光沢が出てきます。この攪拌作業を「ナヤシ」(練ること)といいます。  

高田晴之さんの作品 (当店主催の展示会 at 渋谷 2007年1月)

2007年1月に開催された Gallery KAI(東京都渋谷区)での当店の展示会 に出品された 高田晴之さんの作品です。 この頃は、いちょうの木での創作に熱心で、その柔らかさという特性を活かして造詣を工夫したり、極限まで薄くしたり、更にリーズナブルな価格に抑えることに挑戦されていたことを覚えています。

漆の成分、及び、良し悪し について

よく 日本産の漆は良質だと言われますが、その根拠について説明させていただきます。漆はウルシオールという成分を含んでおり、その含有量が多いほど固化しやすくなっています。ウルシオールの含有量が日本以外の東南アジアのものと較べて日本産が多いために、日本産の漆が良質だと言えるのです。しかしながら、漆の木が育つには少なくとも10年以上の歳月を要し、また、漆を採取した後は伐採するしか方法がないため、日本産の漆は大変高価になっており、高価な漆器でも日本産と海外産を混ぜて使用することが多いです。中国やベトナムなどの漆は固化する力が弱いため、完成後の「漆風呂」での乾燥が重要になります。ご存じの方も多いと思いますが、漆は湿気によって固化します。そのため、湿気を含む漆風呂というものでの乾燥作業が重要になってきます。